馬が想像以上に賢いことが「ミラーテスト」から明らかに

3 日前

2021年04月08日 20時00分生き物


今回新たに行われた研究では、馬がミラーテストに合格するか調査するために、直径20mの円形の囲いに1日30分ずつ4日間にわたって馬を入れ、横幅1.8mの鏡に対する馬の反応が観察されました。研究チームは、実験1日目は鏡の反射面を円形の囲いの外側に向けて、馬を円形の囲いに慣れさせました。


実験2日目は、鏡を円形の囲いの内側に向けて、鏡にカバーを掛けた場合(CM)とカバーを外した場合(OM)の「馬が鏡に注意を向ける時間(Slective attention)」と「馬が鏡をじっくり観察する時間(Exploration)」を計測しました。その結果、鏡のカバーを外した場合の方が、馬が鏡に注意を向ける時間や観察する時間が長くなることが明らかになりました。

実験3日目には、馬が自分で見ることができない頬に無色透明のジェルで十字のマークを付けて、馬が鏡の前で「顔を引っかく時間」と「体を引っかく時間」を計測。さらに、実験4日目には、馬にとって目立つ色である黄色と青に着色したゲルで頬に十字マークを付け、同様に鏡の前で「顔を引っかく時間」と「体を引っかく時間」を計測しました。

計測結果はこんな感じ。顔を引っかく時間(Face-SCR)は無色透明のマークを付けた場合(Sham)では平均1.29秒であったのに対して、色の付いたマークを付けた場合(Mark)は6.21秒と、有意に長い時間観察されました。また、体を引っかく時間(Body-SCR)は、ShamとMark有意な差は観察されませんでした。このことから、馬が「鏡に映る像が自分自身であることを認識し、目に見える異物を引っかいた」と研究チームは推測し、「馬には自己認識能力がある」と結論付けています。


ケンブリッジ大学で哲学を研究するアリ・ボイル氏は、「今回発表された研究は、馬が『自分の心を認識する』という意味での自己認識能力を持っていることは示していません。しかし、『自分の体を客観的に認識する』という意味での自己認識能力があることは示されました。馬は私たちが考えているよりも賢いかもしれません」と、今回の研究の意義を解説しています。

2021年04月08日 20時00分00秒 in サイエンス,   生き物, Posted by log1o_hf

You can read the machine translated English article here.

掲載元で読む