Apple基調講演の“主演俳優”、クレイグ・フェデリギ上級副社長にFaceTimeインタビューして分かった「集中」と「境界線」

2 週間前

 Appleが主催する、開発者のためのカンファレンス「WWDC」(World Wide Developers Conference)、2021年版の「WWDC21」は前年に続き、全てがオンラインで行われました。初日に行われた基調講演の他に、200以上のセッションがあり、秋ごろに全てのユーザーがアップデートして使えるようになるOSの新機能や、開発者向けにはその新機能をどうアプリに組み込むべきかなどの説明が行われています。

 その基調講演で、「あなたはハリウッド俳優ですか?」と思うくらい芸達者なところを見せていたのが、ソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長であるクレイグ・フェデリギ氏。WWDCに限らず、最近のAppleの顔となっていて、基調講演冒頭のビデオでは偽CEOと偽フェデリギが共演するくらいのイチオシキャラです。

photo 偽物のフェデリギ副社長が偽物のティム・クックCEOとアリーナロックバンドをやっている様子

 そのフェデリギ氏とFaceTimeでインタビューする機会があったので、その様子をレポートします。与えられた時間は5分、許された質問はたった一つ。今年のWWDCを俯瞰して感じた「精神的な健康」というテーマをもっと知りたいと思い、そこに絞り込みました。

 毎日とても忙しく、大きなプロジェクトをいくつも同時並行で進めているであろうフェデリギ氏は、どうやってセルフケアしつつクリエイティビティを発揮できるようにしているのか尋ねてみました。

 「自分自身をよく知り、面倒をみてあげること」や「それぞれの物事にある境界線を意識すること」が大事で、人生は短距離走ではなく長距離走なんだと強調。「境界線」(boundaries)という言葉が何度か登場し、仕事、自分だけの時間、家族との時間、友人たちとの時間など、時間的な境界線と集中力の境界線をどちらも意識し、その境界線がうやむやにならないように守ることを意識していることが分かりました。

 iOS 15、iPadOS 15、watchOS 8、macOS Monterey に新しく追加される「集中モード」は、今集中したいことに全力で集中するため、必要なアプリからの通知やその時間に連絡を取りたい相手以外からの通知を全てオフにしてくれます。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

掲載元で読む