MacとiPadを横に並べるだけで直接連携が可能になる「ユニバーサルコントロール」の仕組みとは?

2 週間前


そしてマウスポインタをMacの画面端までドラッグすると……


ユニバーサルコントロールが機能し、iPadの画面端に小さな突起がにゅっと突き出したバーが出現します。このバーによって、マウスカーソルがiPadに移ったことが視覚的にわかりやすく表現されます。なお、カーソルを移動してユニバーサルコントロールを起動できるのはMac側からのみ。iPad側からカーソルを移動してユニバーサルコントロールを起動することは、記事作成時点では不可能だとのこと。


そのままマウスをドラッグし続けると、マウスカーソルがiPad上に表示されました。


実はマウスカーソルが突き出すバーには、小さな矢印が描かれています。バーから突起が出ている状態で上下にカーソルを動かし、Macの画面とiPadの画面の「上下位置のズレ」を調整し、2つの画面をまたいでもユーザーが違和感なくマウスを使うことができるように工夫されています。


さらにフェデリギ氏は、MacBook ProとiPad Proの横にiMacも並べ、3つのマシンで1つのマウスカーソルを共有する様子も実演しました。


iMacのMagic Mouseを操作して、iMacからMacBook Pro、iPad Proへカーソルが移動しました。

ユニバーサルコントロールでは、同じAppleアカウントに紐付けられたデバイスが近づくと、Bluetoothによって互いを認識します。そして、Wi-Fi Directによってデバイス同士の接続が確立すると、ユニバーサルコントロールが起動。ユニバーサルコントロールで相互接続できるデバイスは最大で3台までです。

ユニバーサルコントロールが起動しているデバイスはWi-Fi Directで相互に接続されているので、デモの中でフェデリギ氏が「iPadで描いたイラストをMacBook Proに移動させる」のを実演していたように、デバイス間でファイルを直接送受信することができます。ただし、MacからiPadにファイルをドラッグする場合は、「ファイル」などの受信したファイルを受け入れるアプリをiPad側で起動している必要があります。

The Vergeは、ユニバーサルコントロールがこれまでAppleが開発してきた、以下の4つの技術を結集したものであるとしています。

1:デバイスの相互接続
Uniersal Controlは、「Bluetoothでデバイス同士のリンクを確立し、Wi-Fi Directに変換してデータの送受信を行う」という点で、Appleデバイス同士で直接データをやり取りする「AirDrop」と同じです。そもそも物理的に近づけたAppleデバイスをBluetoothで連携させる仕組みは、「連係」や「Handoff」でも使われていました。

2:マルチタスク機能
iPadで複数のアプリを同時に操作したり、簡単なジェスチャで切り替えたりするための機能がマルチタスク機能です。iPadとMacをつなぐ上で、iPadでもドラッグ&ドロップの操作をサポートしてファイルを視覚的に扱うことが求められます。iPadOSにマルチタスク機能が実装されたことで、iPad上でもファイルをドラッグ&ドロップすることができるようになりました。

3:キーボードとマウスのサポート
2020年にリリースされたiPadOS 14で、それまでアクセシビリティ機能の一部だったマウスやトラックパッドへの対応が正式なものとなり、マウスカーソルの表示もされるようになりました。

4:Sidecar機能
Sidecarは、iPadをMacのサブモニターとして使用できる機能です。Sidecarはユニバーサルコントロールとは別の機能ですが、The Vergeは「ユニバーサルコントロールで接続したiPadとMacでのレイテンシ軽減は、Sidecarから得た教訓を応用している」と述べています。

なお、macOS Menteley・iPadOS 15の開発者向けベータ版が、WWDC 2021が開催された2021年6月8日から配信されていますが、この開発者向けベータ版ではまだユニバーサルコントロールを利用できません。2021年7月にリリースされる予定のパブリックベータ版でユニバーサルコントロールが可能かどうかは、記事作成時点では不明です。

2021年06月10日 17時00分00秒 in ソフトウェア,   ハードウェア,   動画, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article here.

掲載元で読む